【コラム】
薫製は、昔から保存食として作られてきましたが、現代ではフリーザーなどの発達で、保存というよりそれの持つ独特な香ばしさが好まれて作られているようです。
そこでわが家でもそれを楽しもうと、早速二階のベランダに薫製がまを用意して、五時間くらいで簡単に作れるものからチャレンジしました。
薫製の一番大事なことは、いかに塩味をおいしく、また一定の状態で味付けするか。ここが勝負と思い、岩塩、三温糖、ブランデー、しょうゆ、ハーブなど使用したピックル液を作り、その中に一定の時間浸して、塩味を付けることにしました。
しかし、なかなか同じ塩加減にならず、大変な思いをしました。そして三、四ヶ月くらいしたとき、気温の変化が塩の溶解度を変えていることに気付きました。同じ時間、浸しても、日によってばらつきが出るのです。
簡単に考えていた薫製作りが、こんなに大変な作業だったのかと気付かされた次第です。
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